カルシウムの働き
カルシウムは骨を造る大切な栄養素。でも「骨の健康」だけでなく全身の健康を保つ大切な働きをしているのです。
男女の精子と卵子にカルシウムがなければ、受精は完結しません。不妊の原因や健康な子供を作るのにカルシウムは欠かせません。
出産時の陣痛もカルシウムが不足していると子宮の収縮が起き難く、難産になりやすくなってしまいます。
例えば、心臓が動くこと―心筋の細胞にカルシウムが入って収縮、出て弛緩。この繰り返しで心臓は動いているのです。
これは腕や足の筋肉でも同じこと。私たちが生きて動けるのはカルシウムのお陰なのです。
カルシウムが細胞の中に入って電位差が生じることにより、情報を伝えたり、命令を発します。
例えば、免疫細胞では、ウィルスなどが体内に侵入してくると免疫細胞にその情報を伝えます。
カルシウムはホルモンの分泌や酵素の働きを助けています。
カルシウムパラドックス
普段の食生活でカルシウムが不足すると…
骨が弱って骨粗鬆症…このことは多くの方がご存知と思いますが実はこれ以外にも体の中では大変なことが起きるのです。カルシウムは命を保つために大切な働きをしているので、不足するとその不足を補おうと自分の骨を溶かし使います。しかし、必要以上に溶け出てしまい体内では過剰な状態になってしまいます。
この骨から溶け出したカルシウムは実は「悪玉カルシウム」!
血管に沈着すると・石灰化し、動脈硬化を引き起こし、脳梗塞・心筋梗塞などの血管障害の原因になります。また細胞ではカルシウムが必要以上に入り込み、細胞本来の働きができなくなり、いろいろな病気の原因になります。
腰痛・膝痛や狭窄症などの症状も引き起こす
さらに、背骨は脳から出ている脊椎神経の通り道となっていますが、カルシウム不足によって骨が弱り、変形したりつぶれたりしてこの通り道が狭くなり、神経を圧迫します。その結果自律神経によって働いている内臓の働きを弱めたり、運動神経を圧迫して、腰痛・膝痛や狭窄症などいろいろな症状を引き起こします。
体内でカルシウムが不足すると骨からカルシウムが溶け出し過剰な状態になる現象を「カルシウム・パラドックス現象」と言います。
普段の食生活でカルシウムが不足すると、骨が弱って骨粗鬆症…このことは多くの方がご存知と思いますが、実はこれ以外にも体の中では大変なことが起きるのです。
カルシウムが不足すると、自分の骨を溶かす
体の骨以外に存在する1%のカルシウムは細胞で命を支える大切な働きをしていますので、カルシウムが不足すると、細胞の働きを維持するために自分の骨を溶かし、過剰に体内に出てきます。そのカルシウム不足を補うはずのこの作用が、かえって人体に悪影響を与えてしまう場合があるのです。
この現象を「カルシウムパラドックス」と言います。
カルシウムパラドックスを起こさないためには、人体が必要とする十分な量のカルシウムを摂取することが大切です。
カルシウムは、一例を挙げると心臓を動かす心筋をはじめあらゆる筋肉細胞に出たり入ったりしての収縮・弛緩のスイッチの役目をしているなど生命維持に大切な栄養素なのです。このカルシウムが極端に不足すると心臓の鼓動が止まってしまうなど生命にかかわってきますから、不足を補うため自分の骨を溶かし、過剰に体内に出てきます。困ったことにこの骨から溶け出したカルシウムは沈着・石灰化しやすい「悪玉カルシウム」なのです!
例えば血管に沈着、石灰化すれば動脈硬化を引き起こし、脳梗塞・心筋梗塞などの血管障害の原因になります。この現象をカルシウムパラドックス現象と言います。
ここでは、カルシウムパラドックス現象についてご説明します。
- 口から摂取するカルシウムが不足する
- 骨や歯のカルシウムが溶け出し、不足した分を補填しようとする
- 必要以上のカルシウムが溶け出し、骨粗しょう症の原因となる
- さらに溶け出した余分な悪玉カルシウムが細胞・血管・骨に沈着する
以下に『細胞に沈着する』『血管に沈着する』『骨に沈着する』について説明します。
細胞の働きが低下する
生活習慣病の根本原因
(認知症・癌・糖尿病・アレルギーなど)
細胞に過剰にカルシウムが入り込み、働きが低下する
- 脳細胞が活性を失う →認知症の原因となります。
- カルシウムが眼球に沈着する →白内障の原因となります。
- インシュリン分泌が悪くなる →糖尿病の原因となります。
- 免疫細胞が活力を失う →癌、アレルギー、感染症の原因となります。
- カルシウムが結石化する →結石の原因となります。
動脈硬化を起こす
血管障害の根本原因
(肩こり・冷え・高血圧・脳梗塞・心筋梗塞など)
写真は動脈にCaが沈着して動脈硬化を起こしている状態
- 血行が悪くなる →肩こり・冷えの原因となります。
- カルシウムが血管細胞に過剰に入り込み血管が収縮する →高血圧の原因となります。
- 血管が硬く、もろくなる →脳梗塞、脳血栓、くも膜下出血、狭心症、心筋梗塞などの血管障害の原因となります。
変形・ずれなどにより神経圧迫を起こす
神経圧迫障害の根本原因
(内臓の働き・色々な部位の痛みなど)
写真は骨のかどや椎間孔にCaが沈着している状態
- 自律神経を圧迫 →内臓の働きは自律神経が司どっていますので、内臓の正常な働きを阻害します。
- 運動神経を圧迫 →膝痛・腰痛・肩痛、そのほか色々な部位の痛みやしびれ、骨化症、狭窄症など
カルシウム不足が引き起こす膝痛・腰痛
膝痛は、膝関節自体の問題から発症するものと背骨の膝を動かす神経の問題から発症するものがあります。
カルシウムは生命維持のために大切な働きをしています
カルシウムは心筋(心臓を動かす筋肉)の収縮・弛緩(細胞にカルシウムが入ると収縮、出ると弛緩します)や神経伝達など生命維持のために大切な働きをしているので、カルシウムが不足するとカルシウムの貯蔵庫でもある骨からカルシウムを溶かして細胞に補給をします。
しかし必要以上に骨からカルシウムが溶け出してしまうため、細胞内はカルシウム過剰の状態になってしまいます。(カルシウムパラドックス現象)
膝の関節でも半月板軟骨細胞に過剰にカルシウムが入り込み、細胞は収縮、硬化し半月板全体としても薄くなり軟骨が擦り減りやすくなるのです。
軟骨は骨と骨の衝撃を吸収するクッションのような役割を担っていますので、軟骨が擦り減ることで膝関節痛が発症します。また、膝関節上下の骨(脛骨(けいこつ)・大腿骨など)に過剰なカルシウムが沈着し石灰化を起こし骨棘(こっきょく・骨のとげ)が形成されます。これが変形性膝関節症です。
正常
変形性膝関節症(進行期)
- カルシウム不足のため骨から溶け出したカルシウムが、半月板軟骨細胞に過剰に入り込み収縮・硬化する
- カルシウム不足のため骨から溶け出したカルシウムが、骨に沈着し石灰化、骨棘(こっきょく・骨のとげ)ができる
背骨は体を支えるとともに脳から出る脊椎神経の通り道の役割を持っています
脊椎神経は脊柱管という背骨の間の空洞を通り、椎間孔という穴から枝分かれして内臓や筋肉を動かす信号を伝えます。5本ある腰椎(腰の骨)のうち、主に第3腰椎・第4腰椎の椎間孔からは膝に行く神経が出ています。
この椎間孔や脊柱管に、カルシウム不足が原因で骨から溶け出したカルシウムが沈着・石灰化を起こし狭くなったり、変形を起こしたりして神経を圧迫すると膝の痛みが起こります。
腰痛の場合も腰に行く神経が圧迫されると起ります。その他の部位でも同じようにカルシウム沈着が原因で痛みなどを引き起こします。
以上のように、カルシウムが不足すると骨からカルシウムが溶け出し、そのカルシウムが沈着・石灰化を起こすために神経を圧迫して痛みを起こすわけですが、食品から摂るカルシウムは沈着を起こしません。
このようにカルシウムにも善玉カルシウムと悪玉カルシウムがあるのです。
風化カルシウムで根本解決を
沈着を起こさない善玉カルシウム・風化カルシウムをしっかり摂ると…
- 細胞に過剰に入り込んだカルシウムを排出させ、軟骨・椎間板を元気にすること
- 骨への沈着を防ぎ変形を防ぎ骨を強くすることができ、根本的な解決につながります。
さらに、軟骨や骨の骨質を高めるために良質のタンパク質を摂ることも根本解決につながりますので、ハワイアンスピルリナを摂ることをお勧めします。
カルシウムが不足すると、骨が弱りそこを通る神経が圧迫されいろいろな弊害を引き起こします。
背骨は脳から出る神経の通り道。神経は、椎骨の間の脊柱管という空洞を通り、枝分かれし内蔵や筋肉を動かしている
カルシウムにも善玉・悪玉がある?
カルシウム摂取が不足するとカルシウムが骨から溶け出します。
この溶け出したカルシウムは、いろいろな部位に沈着を起こす性質があり、動脈硬化や細胞の働きを弱める、骨に沈着し神経圧迫を起こすなどの弊害を引き起こします。(カルシウムパラドックス)
ですから、骨から溶け出たカルシウムは「悪玉カルシウム」と言えます。
一方、野菜・小魚・海藻等に含まれるカルシウムは沈着をせず、細胞で働き、骨を元気にしてくれます。食べ物から摂るカルシウムは「善玉カルシウム」と言えます。
同じカルシウムでも、「悪玉カルシウム」と「善玉カルシウム」があるのです。
善玉カルシウムとは?
血管・細胞に沈着せず、骨を元気にするカルシウム。
「善玉カルシウム」(非活性カルシウム)は「悪玉カルシウム」と比較してイオン化が弱いカルシウムで、沈着を起こすことなく細胞で働き骨を元気にしてくれるのです。ですから小魚や野菜・海藻などカルシウム分を多く含む自然の食品を摂ればよいわけですが、必要量を取るのに限界があります。
そこで今、注目を集めているのが、北海道八雲地方で産出する風化貝化石を原料にした「タスカル風化カルシウム」です。
「タスカル風化カルシウム」は、自然の食品に含まれるカルシウムと同じ非活性カルシウムで、血管や細胞に沈着することなく骨を元気にしてくれるカルシウムです。骨ができるということは、同時にカルシウム不足から起きる動脈硬化や細胞の働きを弱めるなどの現象を防ぐということになります。
医学博士 福島賢人先生(福島整形外科院長)が行っている風化カルシウム摂取による多くのレントゲン症例比較を見ても、骨ができ、血管・細胞沈着は起こさないことが実証されています。
悪玉カルシウムとは?
悪玉カルシウムとは、骨・血管・細胞に沈着するカルシウムのことです。
カルシウムは、プラスイオン化した状態で体の中で色々な働きをしていますが、骨から溶け出したカルシウムはイオン化が強く、その作用が過敏で、いろいろなストレス部位に沈着し易いのです。
カルシウム摂取が不足するとカルシウムが骨から溶け出します。この溶け出したカルシウムは、いろいろな部位に沈着を起こす性質があり、動脈硬化や細胞の働きを弱める、骨に沈着し神経圧迫を起こすなどの弊害を引き起こします。(カルシウムパラドックス)
ですから、骨から溶け出したカルシウムは「悪玉カルシウム」と言えます。
以下、表にしてみました。
善玉カルシウム | 元気な骨を造りカルシウムパラドックス現象を防ぐ。カルシウムバランスを保ち、免疫力を高め、病気を予防する。 ・風化カルシウム(カミオニシキ貝の風化化石) ・非活性カルシウム(食品) ・小魚(手のひらサイズ以下) ・海藻(天草、ヒジキなど…) ・野菜(山クラゲ、小松菜 etc…) ・ボレイ(漢方薬) |
骨になりにくいカルシウム | 非活性でも焼成しているもの ・牛骨、魚骨、カニの甲羅、 牡蠣がらなどの焼成カルシウム |
悪玉カルシウム | 骨に入らないで筋肉・血管・細胞・骨組織に沈着する ・活性(イオン化)カルシウム ・カルシウム製剤(病院・薬局) ・自分の骨から溶け出したカルシウム |
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